学び直しをしたいと思っている方にとっての課題の1つが「時間」です。
学び直しにおける最大の課題と言っても過言ではないでしょう。
現代では多くの方が時間に追われて生活しています。
勉強する時間がないのも当然です。あなたもそうではありませんか?
実際に厚生労働省の調査(p59)によりますと、自己啓発を行う上での問題点の中で、「忙しくて自己啓発の余裕がない」という時間の課題が一番に挙がっています。
確かに現代に生きるわれわれは常に時間に追われているかもしれません。
しかし時間は意識してつくれば確保することが可能です。むしろ意識して確保しなければ学びにかける時間は永遠に確保できません。
学び直しのための時間生成方法を3つご紹介します。まず日常生活の中で何かをやめた上で以下をやるとよいです。
- 早起きする
- すき間時間を有効活用する
- 速度を上げて動画学習する
いつどうやって時間を確保すればいいかを悩んでいる方は、ぜひとも最後までご覧ください。
結論
- 学び直しの時間を決め、できれば朝に実施しましょう!
- 日々のすき間時間も学びに使いましょう!
- 動画や音声速度を上げて効率的に学びましょう!
新しいことを始めるためには何かをやめる必要がある

1日は24時間、1年は365日。
当たり前のことですが、時間は万人にとって共通で公平です。
日々の仕事や家事などに忙しくて、学びの時間を確保できないという方は多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、厚生労働省の調査でも自己啓発を行う上で「忙しくて自己啓発の余裕がない」という回答がもっとも多く、たくさんの人が課題であると感じています。
「そう、あなたや私だけではないのです!」
しかしそんな中であっても何かを学びたいと考えた場合には時間を確保しなければなりません。
一体どうすればいいのでしょうか?
この時に一番やってはいけないことは「睡眠時間を削る」こと
確かに睡眠時間を削れば時間を確保できます。
とは言え、睡眠時間は健康のためにも何か学んだことを脳へ定着させる記憶のためにも重要な時間です。
期限に追われて短期間だけ睡眠時間を削ることは仕方がないにしても長期間に渡って睡眠時間を削ることはデメリットしかありませんのでやめましょう。
それでは改めて時間を確保するにはどうしたらいいでしょうか?
それは今の生活でやっていることの中で何かひとつをやめることです。例えば以下のようなことです。
- 目的もなくテレビを見ることをやめる
- ゲームをやめる
- 飲み会に参加することをやめる
- SNSをやめる
もちろん、すぐにすべてをやめる必要はありません。
まずは普段の生活の中で何にどのくらい時間を使っているかを調べてみましょう。
結構な割合でムダだなと感じる時間があるはずです。
そこを削っていけば学びに使える時間は捻出できます。
大切なことは決意した上で行動すること

何かをやめることを決意したら、次に大切なことは
- 実際に行動すること
- 行動しやすくなる環境をつくること
です。例にあげたテレビやゲームをやめることを決意した場合、
テレビやゲームをすることができない環境を構築します。
- テレビやゲームを処分する
- 処分しなくても押入れやクローゼットの中に片付ける
いきなり処分しなくても片付けるだけでも、わざわざクローゼットから出してテレビやゲームをするというハードルを設定できますので、これでも十分です。
このように決意しただけでは人間は意志の弱い生き物ですので、やめることをしやすくなる環境をつくってしまえばいいのです。
最初の数日はそわそわするかもしれませんが、1週間から10日ほど経過すれば、人間はすぐに自分で構築した環境に慣れるものです。1カ月もすれば完全に適応できます。
スマホを処分することはさすがにできませんので、
- SNSアプリを削除する
- SNSの使用時間を制限するアプリをインストールする
この環境にも時間が経過すれば、すぐに慣れます。
こうして、何かをやめることを決意し、実際に行動に移して時間をつくることで学びの時間を確保しましょう。
時間生成方法3選
何かをやめるという大前提をした後で、さらに時間を有効活用する方法を3つご紹介します。
それは以下の3つです。
- 早起きする
- すき間時間を有効活用する
- 速度を上げて動画学習する
それぞれの詳細を見ていきましょう。
早起きをする

学びの時間を確保するならば一日の中では朝の時間をおすすめします。
朝の時間はたくさんのメリットがあります。
- 脳がリフレッシュしている状態で勉強できる
夕方や夜ですとその日の疲労がたまっていますが、朝であればリフレッシュした状態で勉強できます。 - スケジュールが立てやすい
多くの方が出勤する時間は決まっていても仕事の進捗次第で退勤する時間は変わってきます。そのため夜に勉強しようとするとどうしてもその日によっては時間があまり確保できなくなります。
しかし朝であれば5時から6時の1時間といった形で時間を確保できますので、スケジュールが立てやすくなります。また早朝であれば急な連絡も入りにくいため自分の時間を確保できます。 - 健康的になる
早起きするためには早く寝る必要があります。そのため早起きを続けていると自然と夜は眠くなり生活リズムが整い健康的になっていきます。 - 生産性が高まる
朝の時間は脳科学的にはドーパミンやアドレナリンといった脳内物質が大量に放出され集中力の上昇や充実感を得やすいと言われています。
そのため、「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」と言われることもあります。同じことをするにしても夜よりも朝の方が効率的と言えます。
早起きがいいのはわかっているが、起きられないのだという声があることもわかっています。
早起きのコツはとにかく早く寝ることです。当たり前のことですが、これが一番です。
寝るべき時間を決めてしまえばそこに向かって生活することになるため、ここでも生活リズムが整います。
まずは寝る時間を決めましょう。そして寝る時間になったら必ず寝る。
これを繰り返せば自然と早起きできます。
私自身は保育園に通う子どもと一緒に寝ています。早ければ20時台に、遅くとも21時までには寝るようにしています。そのおかげで朝は3時から遅くとも4時には自然と目を覚ますことができます。
朝の3時間ほどをインプットやアウトプットに使うことができるので、とても生産性が高い日々を過ごすことができています。
日常生活のすき間時間を有効活用する

2つ目は日常生活のすき間時間を有効活用することです。
1日の中には細切れになっているすき間時間は多いものです。
例えば以下のような時間があります。
- 通勤のために歩いている時間や電車や車に乗っている時間
- 家では家事をする時間
- お風呂やトイレの時間
こうした時間も使わなければ、ただただ時間が流れていくだけですので、もったいないです。
とは言え、こうしたすき間時間に本を読んだりすることは難しいでしょう。目や手がふさがっているため、何かの作業をすることは難しいですが、耳は空いています。
そのため、オーディブルなどの音声で読書をしたり、Voicyなどでニュースや情報をインプットすることは可能です。ながら聞きになりますが、インプットできます。
気になる点はメモするなどして後々時間を取って調べたりもう一度聞いたりするとよいでしょう。
私自身は毎朝の通勤時間にVoicyで日経や東洋経済のニュースを聞いています。
その後はオーディブルで本を聞いています。歩きながらや電車の中でも聞けますので重宝しています。
速度を上げて動画学習をする

3つ目は動画学習の速度を上げて効率的に学ぶことです。
YouTubeやその他の動画コンテンツでは速度を自由に調整できます。そのため、速度を1.5倍や2倍にして再生することで再生時間を短縮して学ぶことができます。
内容を1度聞いてもわからない場合は繰り返し聞けばいいだけです。同じ内容であっても1倍の速度で1回聞くよりも2倍の速度で2回聞いた方が理解が進み記憶に残ります。
すき間時間を有効活用するで取り上げたオーディブルやVoicyも速度を変えられますので、こちらも2倍などで聞くとより効率的です。
限られた時間の中で勉強するので、インプットの速度を上げることはとても効率的です。
ただしあまりにも速度を上げると何を言っているかわからなくなってしまいますので、速度は個人の聞きやすい設定にしてください。
1回目は1.5倍で聞いて、2回目は2倍で聞くなどして理解によって速度を変えてもいいでしょう。
まとめ

時間の確保が学び直しの最大の課題です。
新しい何かを学び直そうと思ったら、まずは今の生活の中で他のことをしている時間を削ることが最優先です。
そのとき、決意だけではなく実際の行動に結び付けましょう。
そしてより効率的に学ぶたためには
- 早起きをする
- すき間時間を活用する
- 速度を上げて動画や音声学習をする
この3点を取り入れることをおすすめします。
効率的な学びを通じてレベルアップを図っていきましょう!