【知らないと損!】学び直しにおけるお金の課題を克服する3つの方法

学び直しをしたいと思っている方にとっての課題の1つが「お金です。

やりたいことに高額の費用がかかりそうで迷っていませんか?

また自己投資に二の足を踏んでいないでしょうか?

何をするにもお金は必要ですが、学び直しをするときも同じです。当然ですが、必要になるお金は学ぶ内容や方法によって大きく変わります。

書籍代だけであれば、数千円からでも可能ですが、資格スクールに入ったり、大学・大学院へ入るとなると数十万円から数百万円のお金が必要になります。

やる気はあるのに、金銭面の課題で諦めてしまったり、迷っているのはもったいないです。

やる気があるときに始めることが一番ですし、現代は学び直しをしていかないと時代に取り残されることになりかねません。

この記事では・・・

学び直しにおけるお金の課題を少しでも克服するための方法を以下の3つご紹介します。

  • 教育訓練給付金
  • 通信制大学
  • 独学

独学は当たり前かもしれませんが、教育訓練給付金通信制大学メリットはあまり知られていません。
学び直しを始めたい方は、ぜひとも最後までご覧ください。

目次

結論

  • 何かを学び直したいと思ったら教育訓練給付金の対象となっているか確認してみましょう!
  • 大学へ行きたい場合はまずは通信制大学を検討しましょう!
  • 独学の場合はYouTubeを上手に活用しましょう!

学び直しにおけるお金の課題を克服する方法

現代は人生100年時代と呼ばれる長寿社会となっています。現在50歳以下の方々は100歳近くまで生きることになると推定されています。

そんな時代においては、これまでよりも長い期間を働く時代になっていきます。

実際に2021年4月に「改正高年齢雇用安定法」が施行されました。
これによって企業には70歳までの継続雇用が努力義務となっており、定年という概念も崩れつつあります。

そんな時代を生き抜くためには、何歳からであっても学び直しを行い時代の変化に対応していくしかありません。

日本の平均年齢は2021年時点で47.4歳です。30代、40代の方々はまだまだ若手です。年齢を理由に学び直しをしないと数年後に後悔することになるかもしれません。

学び直しをするときの課題のひとつがお金の問題です。

かかるお金の金額は学び直す内容によっても異なりますが、以下のようにある程度のお金が必要になります。※金額はあくまでも目安です

  • 社会人向け大学、大学院:100万円~200万円/年
  • 専門学校:50万円~100万円/年
  • 資格スクール:数万円~100万円
  • 書籍 :数千円~数万円

実際に厚生労働省の調査(p59)によりますと、自己啓発を行う上での問題点の中で、「忙しくて自己啓発の余裕がない」という時間の課題に次いで「費用がかかりすぎる」というお金の課題があります

お金は確かにかかります。それは自分自身の未来に対して投資をすることです。

今はお金がかかっても将来、大きくなって返ってくることになるかもしれません。

しかしその中でも、なるべくお金を使わないで学び直しをする方法を以下の3つご紹介します。

  • 教育訓練給付金
  • 通信制大学
  • 独学

それぞれの詳細を見ていきましょう。

教育訓練給付制度を利用する

教育訓練給付制度をご存じでしょうか?

個人的な感想としてはあまり知られていない制度ではないかと感じています。

しかし企業に勤めている人であれば多くの方が利用できる制度です。
学び直しをしたい方にとってはもってこいの制度です。

教育訓練給付金とは・・・

働く人の主体的な能力開発の取組みまたは中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的として厚生労働省から教育訓練受講費用の一部が支給される制度。

まぁ、ややこしいですね。

簡単に言いますと教育訓練給付金とは、「サラリーマンが学び直しで費用の20%キャッシュバックを受ける方法」です。※一般教育訓練給付金の場合

リベラルアーツ大学でわかりやすく説明してくれています。

支給の対象となる方は雇用保険のある会社で一定期間以上働いた社会人です。

雇用保険とは、会社で働いていた人が失業して無色となったとき、その間の生計を立てるために給付金の支払いを受けるための制度です。

失業というリスクに対する保険ですので、一般的には失業保険と呼ばれることがありますが、正式名称は雇用保険です。教育訓練給付制度も雇用保険の制度です。

給付の対象者は・・・
  • 1年以上勤めているサラリーマン
  • 会社を辞めて1年以内のサラリーマン

※詳細はこちらからか、近隣のハローワークでご確認下さい

教育訓練給付制度には3種類あります。

  • 一般教育訓練給付金
  • 特定一般教育訓練給付金
  • 専門実践教育訓練給付金

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金とは通常の教育訓練給付金のことです。

教育訓練に支払った金額の20%(上限は10万円)に相当する額が支給されます。

給付金がもらえるのは教育訓練終了後です。

つまり、まずは自分で全額を負担して受講をしなければなりません。その点には注意が必要です。

当然ですが、途中で受講を辞めた場合は給付金はもらえません。

例えば10万円かかる資格スクールに申し込んだら2万円支給されます。

対象となる講座は幅広いです。一例をあげますと以下のようなものがあります。

例えば情報関係では・・・
  • 情報処理技術者試験
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • VBAエキスパート など
例えば事務関係では・・・
  • 各種語学検定(英語や中国語など)
  • 簿記 など
例えば技術関係では・・・
  • 危険物取扱者
  • 電気工事士
  • 電気主任技術者試験 など

どういった講座が対象になっているかを検索したい方はこちらからどうぞ。

特定一般教育訓練給付金

特定一般教育給付金とは、厚生労働大臣に指定された教育訓練の中でも特にキャリアアップ効果が高いと認定された講座に対して費用の40%(上限は20万円)まで支給される制度です。

具体的には・・・
  • 行政書士
  • 税理士
  • 社会保険労務士 など

上記のような難関資格の講座が指定されています。

その他にも指定されている講座がありますので、検索したい方はこちらからどうぞ。

専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金とは、教育訓練の中でも中長期的なキャリア形成を支援する専門的な教育訓練に対して支給される制度です。

給付率は一般教育訓練給付より高く、本人が支払った教育訓練経費の50%(年間上限40万円)を、原則2年(最大3年)まで支給が受けられます。

受講を修了し資格取得をして、修了から1年以内に就職に結びついた場合は、追加の支給も受けることができます。

ただし専門実践教育訓練給付金を受けるためには受講前にキャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングを受ける必要があります。

その人のキャリアにマッチした教育訓練を探すための措置です。

専門実践教育訓練に指定されている講座は以下のようなものがあります。

具体的には・・・
  • 管理栄養士や保育士、介護福祉士などの資格取得を目標とする講座
  • 専門学校の職業実践専門課程
  • 専門職大学院
  • 情報通信関連のスキル習得を目標とした教育課程(AIやデータサイエンス、各種プログラミングなど)

どういった講座が対象になっているかを検索したい方はこちらからどうぞ。

通信制大学を利用する

2つ目は通信制大学を利用することです。

通信制大学はあまり有名ではありませんが、学校教育法で定められた正規の大学です。卒業すれば学士の学位を取得できます。

通信制大学の最大のメリットが学費が安いことです。金額は大学によりますが、通学制の大学と比較しておよそ1/4程度で済むことが多いです。

通信制大学のメリット
  • 学費が安い!
  • 学ぶ場所や時間を選ばない
  • 入学試験において学力試験がない

今回は金銭面について取り上げていますが、通信制大学のメリットは他にも数多くあります。

通信制の名の通り、今は100%オンラインで卒業することも可能になっています。

学ぶ時間や場所を自由に選択できることは、仕事をしながら学ぶ場合にとても大きなメリットです。

また入学試験において学力試験がありません。ほとんどの大学で書類審査のみで入学することが可能です。

志望の理由がはっきりしていれば、受験勉強は不要です。この点も大きなメリットでしょう。

通信制大学、短期大学は現在全国で53校もあります。

具体的には・・・
  • 早稲田大学人間科学部
  • 慶応義塾大学経済学部 他
  • 放送大学教養学部
  • サイバー大学IT総合学部
  • ビジネス・ブレークスルー大学経営学部 など

その中には早稲田大学や慶応義塾大学もありますし、IT分野に特化したサイバー大学やビジネス分野に特化したビジネス・ブレークスルー大学などさまざまな特色を持った大学があります。

自分の興味がある分野があまりお金をかけずに学べる可能性がある通信制大学で学んでみることを検討してみてはいかがでしょうか。

他にも資格試験の受験資格を得るために大学卒業資格が欲しい方や、保育士や社会福祉士などの特定分野の大学や短期大学に行く必要がある資格を取得したい方は検討してみてはいかがでしょうか。

独学方法を工夫する

最後は独学で学び直すことです。お金という意味では一番低く抑えられる方法です。

独学で学ぶ場合、最初に思いつく方法は読書ではないでしょうか?

読書はもっとも効率のよい学びです。その道のプロや数々の経験をされた方々の話を1000円から2000円程度で知ることができます。

しかも場所や時間を選ばずに自分自身で決めることができます。当たり前のことかもしれませんが、読書って実はすごいことなんです。

そんな読書をさらに効率的に行う方法としてはYouTubeを利用することです。

YouTubeの本の内容を解説してくれているチャンネルを視聴をしてから、実際にその本を読むことです。現在ではYouTubeで本を解説しているチャンネルは数多くあります。

本の内容を解説してくれるチャンネル

有名なところでは、YouTube大学やサラタメ、サムの本解説ch、フェルミ漫画大学、学識サロンなどです。私も毎回視聴をして、面白そうな本を読んでいます。

YouTubeでの本解説は要約として説明してくれていますので、解説動画を聞いただけでわかった気になってしまいますが、実際に本を読むと解説動画では省かれたいたけれど面白い感じる内容や気になる内容が出てきます。

そのため、すべての本を読む必要はありませんが、解説動画で気になった本は是非とも実際に読んでみましょう。

この方法は内容の大枠があらかじめわかっているため、本を読むスピードと理解が速くなります。加えてYouTubeは無料ですのでお金の面でもありがたいものです。

ただしYouTubeの途中に出てくる広告を出さないようにするためには、有料のYouTubeプレミアムに申し込む必要がありますのでご注意ください。

またYouTubeを使えばさまざまなジャンルの内容について学ぶことができます

資格試験の内容についても有料の資格スクールと見間違えるほどのものもあります。

例えば、簿記であればふくしままさゆきさんのチャンネルや電気主任技術者や危険物取扱者であれば電験合格さんのチャンネルなどです。大学の授業も一部では公開されているものがあります。

有料の資格スクールさながらのチャンネルの例

ご自身の興味のある内容について調べてみるといろいろな動画が出てくるでしょう。

こうしたYouTubeチャンネルを利用すれば、テキストは買う必要がありますが、授業を無料で受けることができます

あまりお金をかけずに学び直すにはうってつけの方法です。

ただし注意が必要な点としては資格スクールなどとは違い授業内容が保証されていなかったり、内容が古いものがありますので、その点には気を付けなければなりません。

とは言え、無料でさまざまな授業を自宅でいつでも受けることができるこの時代は学び直しがとてもしやすいと言えます。

まとめ

学び直しにはどうしてもお金はかかります。

しかし教育訓練給付金の対象となっている講座であれば、ある程度の割合でお金は戻ってきます。

通信制大学であればあまりお金をかけずに大学へ入れます

こうした制度を活用して学び直しを進めましょう。

いちばん始めやすい独学でもYouTubeを使うことで学びやすい環境を構築できます

まずは自分の興味がある内容を検索してみましょう!

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